エイコン(ACON)の血糖値測定器を使って血糖値をコントロール
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血糖値測定器の購入に健康保険が適応されるのは

国民健康保険証

 

糖尿病での食事対策に欠かせない家庭用血糖値測定器を購入したら、健康保険が適用されるのか。血糖値測定器を購入しようとしている誰もが気になる問題ですが、保険適用になるのはインスリン注射を打っている患者さんだけです。

 

ステージ1の糖尿病予備軍はもちろん、注射ではなく治療薬を服用している患者さんであっても保険の適応対象外です。ただし、インスリン療法を受けている患者さんなら全額が保険適用されるとは限りません。本体は基本的に病院から貸与されますが、穿刺針とセンサーは担当医に指定された測定回数分しか保険が適用されません。

 

また、提携しているメーカーは病院によって決まっています。患者側がこの血糖値測定器を使いたいと思っても選択できません。日本で購入できる国内外の血糖値測定器はおおよそ20種類以上はある中で病院から貸与されるものだと2~3社程度から選ぶことになります。選択の余地がなく1社に決まっている医療機関もあります。

 

いずれにしても、1回のセンサー代が100円を超えるメーカーには手を出したくないと感じました。特に使い始めはデータを取るために1日7回も測定しましたから、100円オーバーのメーカーだとランニングコストが恐ろしいことになります。実際使用するにはセンサー代だけではありませんので、消毒のためのアルコール綿代もかかります。通院時の医療費は値切るわけにはいきません。自宅で行うセルフケアで節約するしかない、と判断した私はセンサー代が1回39円のエイコン(ACON)を買うことに決めました。

 

健康保険が効く1型糖尿病

糖尿病は1型と2型に分かれます。健康保険が確実に効く1型糖尿病は、肝臓のベータ細胞が壊れているのでインスリンがまったく分泌されません。つまり、体外からインスリンを補給しないと生命に関わるため、注射治療を行います。一方、私が発症してしまった2型糖尿病はインスリンが全く出ないわけではありません。肥満や運動不足、ストレスなどをきっかけに発症する2型は、状況によってインスリンの分泌量、効果に差が出ます。

 

急激に発症し病状もスピーディーに悪化する1型とは異なり、2型はじわじわと発症し進行ペースも遅いのが特徴的です。私も一時期は失明、手足切断の可能性を担当医から伝えられたほどのピンチでしたが、家庭用の血糖値測定器を購入し、血糖値のマネージメントに成功してからは悪化せずに済んでいます。

 

ゆっくり進行するので、私のように長年放置している患者さんも少なくありません。どうしても本腰を入れて持病を向き合う気になれない時は、治療にかかるお金のデータを見ることをおすすめします。実際、私もステージ2以降の糖尿病と合併症の治療費の高さに現実を突きつけられ、血糖値測定器を買う気になりました。“糖尿病破産”は冗談ではありません。

 

ネットで買う患者さんが多いのは

血糖値測定器をネットで購入する患者さんが大半です。私もインターネットで買いました。やはりネットは自宅ですべての手続きが完了するのが便利です。最安値をすぐにチェックできるので、節約効果も素晴らしいと思います。

 

節約しなくてもよいなら言うことがありません。ですが現実的に糖尿病患者が大変だと感じているのは、食事制限以上に経済的負担の方かもしれません。専門機関の調査でも9割の患者が医療費の負担を強く感じています。全体の7割は毎月1万円以上の医療費を自己負担しています。

 

病状が進むとその分治療費もかかりますから、年間20万円以上治療に使っている患者さんも少なくありません。医療費は基本的に収入と無関係なのが辛いところです。年収1千万円でも200万円以下でも、負担額は同じです。どんなに懐がきつくても命に関わるからインスリンは止められない、と治療費のために食費を切り詰めている人が結構いますよ。自分が比較的早い段階で血糖値測定器を購入したのは、本当によい判断だったと思います。

 

病院でも貸与される測定器のコスト

血糖値測定器の価格問題は大事な問題なので、具体例を出して比較してみたいと思います。例えば、三和化学研究所のグルテストNEOアルファも病院貸与される機種です。私が使っているエイコン(ACON)と比べ、この機種を使うネックを2つ感じました。1つ目は通販で購入できないので買うのが不便な点です。

 

薬局に直接足を運ばなくてはなりませんし、なければお取り寄せで時間もかかります。もう1つはランニングコストが高いと言う問題です。エイコン(ACON)は1回分40円です。ランセット針も100本で600円と格安です。しかも定期なら100本プレゼントされるので、実質200本600円で入手できます。

 

一方のグルテストネオアルファのセンサーは25枚で3,150円なので1枚126円、ランセットは25本で3,810円なので1本分約152円必要です。1回分は「126円(センサー代)+152円(ランセット針代)」で約278円の計算になります。

 

エイコン(ACON)なら「39円(センサー代)+3円(ランセット針代)」で、たった42円で済みます。1日3回計測すると、グルテストユーザーは1日834円、月31日分が25,854円なので年間31万円以上の出費になります。

 

エイコンユーザーは1日126円、月3,906円ですから、1年間使い続けても46,872円に抑えられます。グルテストに限らず、国内メーカーの大半はセンサーだけでも100円以上します。エイコンは精度99%で品質も高い上に破格の安さです。