エイコン(ACON)の血糖値測定器を使って血糖値をコントロール
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糖尿病と真剣に向き合えないのは

任せてとお医者さん

 

今のあなたは糖尿病を放置している状態ですか。私もヘモグロビンA1cが8.5を超え、担当医から失明や足の切断リスクの話が出てから、ようやく血糖値測定器を購入しました。改めて私が糖尿病と真剣に向き合えなかった理由をこれから洗い出してみます。

 

これにはやはり多くの糖尿病患者さんが感じているように、きっかけがなかったことも大きかったと思います。本当は数値に異常が現れていたのですから、その時点で十分なきっかけのはずでした。しかし、身体には異常を感じているわけでもないので、「そのうち真剣に考えれば」と甘く受け止めてしまったことは間違いありません。

 

自覚症状が出てからでは手遅れになるのに、まだ大丈夫だと根拠のない自信がそうさせていたのか、真剣に向き合うのが怖くて無意識に見ていなかったのか、今考えると自分でもおかしかったと思います。定期検診を受けているから大丈夫だ!なんて油断もありました。注意されるのが当たり前になっていたのかもしれません。

 

日本人は我慢強いと言われますが、よほどのことがない限り仕事は休めません。定期検診に時間を割かれるだけで結構ストレスに感じていました。予約を入れても呼ばれるまでに1時間は確実にかかります。診察はあっという間で終わり、調剤薬局でまた待たされて半日以上無駄な時間を費やしてしまいます。

 

少し将来の自分を考えると

もしどうしても糖尿病対策に本腰を入れることができないなら、重症化した時の生活をリアルに思い描くのも効果的かも知れません。もしも失明したら、もしも人工透析を受けることになったら想像したらどう思うか。私は現実と向き合うために、治療費と通院時間を計算しました。例えば糖尿病の三大合併症の1つ、腎症を発症して人工透析を受けることになったら、年間50万円もの医療費が飛んでいきます。

 

3割負担であっても月に15万円出ていくので、年間180万円もの大金が医療費に消えます。当然、透析を受けるぐらい重症化しているので他の合併症にも狙われているはずです。しかも、透析のために週に2回から3回通院しなければなりません。最悪の場合、1日置きに通院することになります。

 

1回の透析治療に3時間から4時間かかりますから、肉体的疲労は測りしれません。この状態では定年前に今まで通り働くことができなくなることは間違いありません。失明後の生活はどうなる。。。と、自分のことよりも、家族のことが頭に浮かびました。

 

糖尿病放置派の変な仲間意識

血糖値測定器を購入するのが遅れたのは、変な仲間意識があったことも影響していたのかもしれません。日本人の5人に1人は糖尿病と言われていて、実際に私の周りにも結構放置組がいました。飲み会でも「俺らやばいよな」なんて言いつつ、お互いに「まだ大丈夫」と根拠のない自信を持ってしまっていました。

 

「血糖値がやばいから二次会まで」なんて、よく分からない糖尿病対策で満足していたことも今では反省しています。「お代わりは1杯まで」とドンブリで白米をよそっていては意味がありません。血糖値測定器でしっかり数値を把握するまでにやっていた糖尿病対策は、全てが自己満足の世界でした。

 

血糖値測定器の値段

無料キャンペーン

 

前にも医師から家庭用血糖値測定器の話が出て、軽く値段を調べたことがありました。でもその時は本体が1万円前後することが分かり、気になりながらも少しずつ忘れてしまってました。結局消耗品のセンサーが一番安かったエイコン(ACON)に決め、本体もキャンペーン中で無料でしたが、もし1万円近くかかったとしても無駄な投資ではないと断言できます。

 

なぜ当時の自分はそんなに1万円を惜しんでいたのでしょう。飲み代なら1万円でも2万円でも払う癖に、よく分からない医療機器に万札を使うのに妙に抵抗感を覚えました。恐らく自覚症状がないために、測定器の必要性を感じられなかったのでしょう。購入してからは「もっと早く買っておけばよかった」と色々な場面で思います。例えば自己測定を行うようになり、無駄なサプリを買わなくなりました。実際に血糖値測定器で数値の変動を調べてみると、効いていないものも結構ありました。今は炭水化物対策のためにドクターズチョイスのフェーズ2プラスしか購入していません。

 

サプリの目的はあくまでもサポートです治療薬ではありません。以前の私はサプリやお茶だけで、まるで治療しているかのような錯覚をしていたことを実感しました。しかも新発売のものに次々に飛びついていたので、まさに飲み散らかしていた状態です。「糖尿病対策」と書いてあれば、どの成分がどんな状態に効果があるのか調べもせず、書いてあることそのままを信じていました。サプリもお茶も薬ではありませんから、同じものを飲み続けることが大事なのにです。

 

無痛の血糖値測定器の販売待ち

「針がない無痛測定器が販売されたら」なんて理由で糖尿病対策から逃げていませんか。少なくとも少し前までの私はそうでした。人間の脳は何かと言い訳するようできていて「しなければならない」とストレスを感じると、それをしなくても良い理由を止めどなく考えつくようになっているそうです。

 

しなくてはいけない仕事なのに、もっともらしい理由をつけて先送りにする創造的回避ってやつです。「無痛測定器が発売されたら、本格的に糖尿病対策に取り組むのに」この理由も今振り返ってみると完全に言い訳でしかありません。数年前に無痛の血糖値測定器開発のニュースを見て思いつきました。あれから10年近く経ちますが、いまだに実用化されていません。

 

もし商品化されても、家庭用より先に病院で使われます。家庭用が出るまでに更に数年かかります。その間に病状が進行することを考えると、早めに買っておいて正解でした。何しろ病状が悪化して人工透析治療を受けることになったら、最悪の場合を考えると、ほぼ毎日3時間以上点滴を刺される生活が待ち構えているわけですから。

 

透析の針の苦痛は想像に絶するほどだと言われています。国内外のメーカーの企業努力のおかげで、測定器の痛みは最小限に抑えられているので無痛の血糖値測定器にこだわる必要はないところまで来ています。