血糖値測定器の購入はやはり通販が便利
血糖値測定器はどこで購入すればよいのでしょうか。現在は薬事法の関係で病院で血糖値測定器を買うことはできません。従って基本的に測定器は通販で買うことになります。販売資格がある薬局もありますが、そう多くありません。しかも扱っている機種も限られているので、通販が便利だと担当医からもアドバイスされました。いずれにしても、せっかく買うなら使いやすいものがよいに決まっています。そしてできれば安いものであれば言うことなしです。
初期費用と毎月のランニングコスト
血糖値測定器について調べて痛感したのが、毎月のランニングコストの高さです。本体は1万円以上かかっても1度買えばずっと使うことができます。この条件だけなら多少金額が高くても、機能面で満足できるものがよいのですが、問題は毎月かかる消耗品の代金です。
血糖値を測定する時、センサーと呼ばれる試験紙と針が必ず必要になります。この2つの消耗品代が毎月2~3万かかる機種もありました。月2万だと仮定しても年間24万円、3万円なら36万円です。ある時期までの使用であるなら多少の出費も致し方ないのですが糖尿病はずっと付き合っていかなくてはなりません。
今はともかくなんとかなるとしても、定年後もこの金額を払い続けることを考えると、一瞬目の前が真っ暗になりました。ヘモグロビンA1cが8.5をオーバーし、お医者さんからも「このまま放置すれば失明、足の切断」と言われてしまった私は立派な糖尿病患者です。
血糖値測定器を購入するのを止める、なんて選択肢はありません。病院から頂いたパンフレットでも紹介されていたテルモやジョンソン&ジョンソンも、センサーの価格が1回あたり120円から140円近くします。国内外の血糖値測定器を徹底的に調べてようやくエイコンの格安センサーを見つけましたが、それまでは「しまった、どうしよう」なんて気持ちで一杯でした。1枚39円のエイコンなら、テルモやジョンソン&ジョンソンの3分の1以上医療費を節約することができます。
病院で貸与される血糖値測定器は使いたくない
血糖値測定器は病院からレンタルすることもできます。ただし糖尿病と診断された全員に測定器が貸与されるわけではありません。病院から本体を貸して貰えるのは、保険治療を受けている患者さんだけです。つまりインスリン注射を行っている患者さんである1型糖尿病の患者さんは貸与OKです。
ステージ1の境界型になる投薬治療だけのステージ2なら、自分で本体を購入するしかありません。いずれにしても、私は病院貸与の測定器を使う気はありませんでした。病院貸与の測定器はメーカーが決まっています。センサーが安いからこのメーカーの測定器をレンタルさせて欲しいなんて希望は通りません。
病院によっては1つのメーカーしか選択肢がないところもあるようです。ランニングコストを考えると、使用する機種を選べないのは痛いと感じました。長期スパンで使うものなので、本体代がかかることを考えても消耗品代を最小限に抑えることができるメーカーを自己負担で購入した方が得策です。あまり知られていませんが、病院によってはレンタルの保証代として1万円前後払わなければなりません。
病院貸与の血糖値測定器を紛失すると
病院貸与の血糖値測定器を使いたくないと感じた理由が2つあります。まず衛生面を不安に感じました。やはり血液を扱う機器だけに他人が使ったお古の使い回しには抵抗感を覚えます。こればっかりは気分的な問題です。糖尿病患者の人数を考えると、故障しない限り交換してくれないスタンスの病院が多いのも無理はありません。そんな多くないと考えられるかもしれませんが、現在インシュリン治療を行っている患者数は100万人を超えています。
2つ目の理由は、諸々の手続きを面倒に感じたからです。人気のコンパクトタイプも紛失してしまう可能性がゼロではありません。なくしてしまった時の諸々の手続きの面倒さを考えると、自分で購入した方がよさそうに思いました。
病院貸与の測定器を使っていた糖尿病仲間は「診断が変わり保険適用外になった途端返却を求められた」と嘆いていました。医療機関側が混合診療を避けるため、病院が変わっても消耗品だけは前の病院にもらわなければならないケースも多いようです。二度手間ですよね。病院貸与の血糖値測定器は面倒臭いと言う結論に至りました。
血糖値測定器は医療費控除の対象
あれこれ考えた挙句に決めた血糖値測定器はセンサーが一番安かったエイコンです。保険が適用されなくても医療費控除の対象になるので、領収書は絶対に捨てないで下さい。最近は血糖値測定器を購入して糖尿病対策に役立てている予備軍の方も増えています。
血圧測定器感覚で使われるようになっています。自分が勝手にやっている血糖値対策だからと領収書を捨ててしまっているケースも多いようですが、ステージ1の患者さんでも測定器を購入すれば消耗品代も含めて医療費控除の対象になります。
ちなみに私が払った本体価格はゼロ円です。キャンペーン中だったので、本体と収納ポーチ、穿刺器とランセット針100本が無料でプレゼントされました。当然新品です。万が一故障したら一生涯いつでも無料交換してもらえるシステムなので申し込まない手はありません。これなら病院貸与の本体を使うよりも快適、かつ断然安く済みます。