エイコン(ACON)の血糖値測定器を使って血糖値をコントロール
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失明はお医者さんの脅しではない

食事をする夫婦

 

血糖値測定器を買うのはまだ早い?と油断していませんか?私自身、まさか血糖値測定器を買うことになるなんて想像もしていませんでした。「そういう専門機器が必要なのはもっと深刻な病状の患者さんなんだろうな」と完全に他人ごとでした。

 

購入の直接的なきっかけはお医者さんの一言です。「このまま何もアクションを取らないと、どんどんと糖尿病が進行し、合併症を発症し失明、足の切断に至りますよ」えっ!目が見えなくなる? 足の切断?冷静に考えてみれば、医師が患者に向かって根拠もなく脅すわけがありません。失明、足の切断は脅しではなく、検査した結果導き出された診断によるアドバイスです。

 

病気の素人のくせに医師のアドバイスを素直に聞かず、軽く流してしまう。。。今は反省しています。私の担当医が「このままだとやばい!」と忠告してくれたのは、健康診断のデータを見たからです。血液検査で分かった私のヘモグロビンA1cの数値は、8.5以上でした。

 

黄色信号ではなく赤信号です。立派な糖尿病です。もともと糖尿病だと言われていましたので、もちろん自覚はあったものの、勝手にまだ大丈夫だと思っていました。現実逃避していたのかもしれません。厳しいことを言ってくれるお医者さんには感謝しなければなりませんね。つい先日まで他人ごとだった“深刻な病状の人”のゾーンに足を踏み入れていることを、医者の真剣なアドバイスでようやく自覚しました。

 

好きに飲食できない糖尿病

糖尿病の診断をようやく受け入れると、お先真っ暗な現実が目の前に迫って来ました。好きなものを食べることができない、飲みたいお酒も飲めない生活を死ぬまで続けなくてはいけません。

 

そんな辛い生活を続けても治る病気は完治しない上、気を抜くと待ち構えているのは失明と足切断のゴールです。「冗談じゃないぞ」と、思わず呟きました。もう若くないとは言っても、まだ人生の折り返し地点、これから死ぬまで食べたいもの、飲みたいものを我慢し続ける生活には耐えられません。

 

カラー写真が一瞬で白黒写真になるような錯覚を覚えました。何しろ食べること、飲むことが好きで運動を避けてきたあげく、糖尿病になってしまった人間です。しかし、落ち込んでしまった時間はそう長くはありませんでした。少し落ち着くと楽観的な性格が戻って来ました。お医者さんが言うように、アクションを起こせばいいじゃないかと。

 

糖尿病とうまく付き合うには

前に流行った「孫子」で紹介されていたことわざを思い出しました。「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」孫子の兵法です。結局「孫子」は読破できずトイレの置物と化していますが、最初のアクションが見えて来ました。必要なのは「そもそも糖尿病とは何ぞや」と言う基本に立ち戻ること。糖尿病はどういう病気か改めて調べ、自分がどの程度まで“やばい”のか把握し、克服する方法を探すこと。悩む時間や考える時間があれば何かしらの行動を起こすこと、そうしなければ何も解決しません。

 

お医者さんも糖尿病と上手に付き合っていくことが大事だと教えてくれました。あとは上手に付き合う、具体的な方法を探ることが、今の自分に必要なアクションです。何しろ、食べたいものが食べられない、飲みたいものが飲めない、失明と足切断のゴールは断じて回避しなければなりませんから。

 

血糖値測定器で自己測定を始めることにしました。「血糖値測定器を買うのはまだ早い」から「コスパ抜群の血糖値測定器を見つけなければ」と即座に気持ちが切り替わった瞬間です。我ながら気持ちの切り替えが早いと思います。でも大事です、気持ちの切り替え。やるべきことが見えてくると、不思議なことに糖尿病の診断が確定して落ち込んでいた気持ちが前向きになりました。

 

糖尿病はお金をかけずに克服可能

やっと糖尿病と真面目に向き合うようになり、以前のように暴飲暴食の生活は送れなくなりました。好きなものを好きなだけ食べて、好きなものを好きなだけ飲む生活からやっとこさ足を洗いました。

 

たまにやけ食い、やけ飲みの誘惑にかられる時もありますが、精神的にはすごく落ち着いています。なぜなら、糖尿病なのに食事を制限していなかった時、漠然とした不安に襲われていたからです。好物を食べていても「糖尿病大丈夫かな?進行していないかな?」と、食べること、飲むことを思う存分楽しむことができませんでした。

 

血糖値測定器を購入して血糖値をコントロールすることができるようになり、長年頭から離れなかった将来への不安が激減しました。血糖値コントロールのおかげで「ここまでは食べてOK」のラインも具体的に分かり、びくびくしながらご飯を食べることもなくなりました。

 

今糖尿病のために使っているお金は、血糖値測定器の消耗品とサプリ1種類の代金だけです。やるべきことが決まったら、あとは淡々とやるだけです。私が行っている糖尿病対策は、本当にシンプルです。測定器で血糖値を測り食後の血糖値が200を超えないようにすること。この日課だけで、糖尿病の本当に進行が止まりました。経験者の私が皆さんにお伝えしたいこと、それは測定器さえあれば糖尿病は自宅でお金をかけずに克服できると言うことです。