エイコン(ACON)の血糖値測定器を使って血糖値をコントロール
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血糖値測定器を使わなくなる理由

血糖値を測る

 

糖尿病対策のため張り切って血糖値測定器を購入しても、使わなくなる方も大勢いることを担当医から聞きました。血糖値に問題があるのに、自己測定を先延ばしにしている方はもっとたくさんいます。私の経験から血糖値測定器なしで糖尿病の対策は成立しないと言い切れます。

 

血糖値測定器の価値を感じられずにいる糖尿病患者さんは、血糖値を測るだけで満足しています。思い出した時に測定して数値に一喜一憂するだけで終わるなら、わざわざ購入する意味がありません。普段食べているものを食べたあとの反応をリアルタイムでチェックし、何をどれぐらいまで食べることができるのか仕分けすることが、血糖値測定器を購入する最大の目的です。

 

私が食べることができる白米の量は茶碗で半分までです。この量までなら食後の血糖値は200を超えません。糖尿病の食事対策でよく言われる腹八分目は、あまり参考になりません。特に食事療法を始めたばかりのころは、満腹中枢がおかしいのか腹八分目でも実際には食べ過ぎてしまいます。自分の感覚だけを頼りに腹八分目を基準にしていても高確率で血糖値200を超えてしまいます。

 

私のルールはシンプルで簡単です。食後の血糖値が200を超えないこと。食べ終わってから血糖値測定器で数値の変動をチェックするだけでよいので、これ以上楽なことはありません。

 

血糖値測定器の消耗品は高い

血糖値測定器の消耗品があまりにも高くて買わなくなってしまい、いつの間にか自己測定をやめてしまうパターンも目立ちます。確かに血糖値測定器の消耗品は思っているより高額です。血糖値を測る時に一緒に使う試験紙と針は、セットで大体1回分200円前後するのが相場です。最初は朝、昼、晩の食事の前後と就寝前に測るので7回分消費します。慣れてくれば1日3回でOKです。

 

1回200円消耗品代がかかる血糖値測定器で1日3回測定すると仮定すると、1日600円も試験紙と針に費やす計算になります。1ヶ月31日分で18,600円、年間223,200円もかかります。何しろ糖尿病は一生完治しない慢性疾患です。働いている今はともかく、定年後もこの金額を払い続けることを考えるとぞっとします。

 

血糖値さえコントロールできていれば、糖尿病の進行は食い止められます。お金と命とどちらが大切なのかを比べるまでもありませんが、現実には家のローンや生活費が苦しくて、消耗品にお金をかけていられない時もあるかもしれません。事実、消耗品が高くて血糖値測定器の購入をためらっている患者さんも少なくありません。

 

日本製が安心と言うだけで決めない

年間20万円以上を支払って本当に血糖値の自己測定をする価値があるのかと、私も自問自答しました。あらゆるデータを集め、担当医からもじっくり話を聞いて真剣に調べた結果、やはり本格的な糖尿病対策に血糖値測定器は欠かせないと言う結論に至りました。

 

そこで有名メーカーや日本製にこだわらず、消耗品の安い血糖値測定器を探しました。そして針とセンサーが格安のエイコンにたどり着きました。エイコンなら試験紙も1枚39円で、定期購入すると針も100本毎回プレゼントされます。試験紙代39円と針代の3円を足しても、1回たった42円しかかかりません。

 

1日3回計測しても、1日126円、月3,906円なので、年間のコストも46,872円まで節約できます。平均相場よりも15万円以上安くなります。これなら長期スパンでも続けられます。毎月4,000円しない金額で血糖値をコントロールすることができるなら、これ以上安い買い物はありません。

 

有名メーカーや国内メーカーは安心だと思われていますが、精度に関する情報を明らかにしていない製品が大半です。消耗品があまりにも安く本体もキャンペーン中でゼロ円だったので「安かろう悪かろう」を心配していましたが、第三者機関による検査でもエイコンの精度は99%を記録しました。これは糖尿病大国アメリカでもベスト3に入るクオリティの高さです。アメリカは糖尿病患者の数が多く、品質が高く値段も良心的なセルフケア商品が揃っています。

 

2型も糖尿病性ケトアシドーシスのリスクが!

病院の廊下

 

血糖値測定器で血糖値の変動を把握できるようになり、自己測定をやめてしまう患者さんもいます。けれど一旦糖尿病を発病した以上、自己測定はずっと必要です。なぜなら、糖尿病の恐ろしい発作、ケトアシドーシスに見舞われる可能性があるからです。

 

糖尿病性ケトアシドーシスが起こると、糖の代謝機能が唐突にダウンし一気に高血糖状態に陥ります。脳浮腫など深刻な事態が瞬く間に引き起こされ、最悪の場合生命を奪われてしまう可能性もあります。

 

通常1型に発症する確率が高いものの、2型糖尿病患者さんがセルフケアを怠った時に襲われることもあります。短時間に清涼飲料水を飲み過ぎた時も、糖の代謝が追いつかなくなってペットボトル症候群になることもあります。多尿、吐き気、めまい、異常な眠気など、自覚症状がある時は自分で病院に連絡することができます。

 

けれど気づいた時には意識障害が起きて昏睡することもあるので、これ以上怖い発作はありません。1週間かからずに発症する劇症1型糖尿病の場合、たとえ月に1回通院していても自己測定なしに予防することはできません。何しろ先週の検査で問題なかったのに、今週になって突然血糖値が異常に上がる恐ろしい事態です。

 

意識を失ってしまった時のために、家族はもちろん同僚や身近な人に、もし発作が起きたら病院に連絡するようお願いしておきましょう。ただ、たとえ劇症1型糖尿病でも兆候がまったくないわけではありません。血糖値測定器で数値を毎日測り、体調の変化も敏感に観察していれば重症化してから運ばれずに済みます。血糖値測定器はこれから起こる可能性がある糖尿病の恐ろしい発作に備えるためにも、存在価値があります。