エイコン(ACON)の血糖値測定器を使って血糖値をコントロール
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引き返せるタイミングを見失わないように

砂時計とカレンダー時間

 

残念ながら私は糖尿病診断が確定されていますが、もっと早い段階で血糖値測定器を購入していれば今よりずっと楽だったかもしれません。私のように手遅れ寸前で血糖値測定器を買うケースが大半だと思います。経験者の率直な意見として「1日でも早く購入しておけばよかった」と言わざるを得ません。

 

よく知られているように、糖尿病は一度発症すると完全に治ることはありません。悪化しないよう、進行を防ぎながら一生付き合っていくしかありません。幸い私は血糖値測定器を購入して血糖値のマネジメントに成功したので、合併症の発症は避けることができました。

 

お医者さんのアドバイスに従って本当によかったと心から思っています。私と同じように既に糖尿病を発症してしまっている患者さんはもちろん、まだ黄色信号の方にはできるだけ早く血糖値測定器を購入することをおすすめします。引き返せるタイミングを逃していたと、あとから後悔することになります。何もせず生活習慣も全く同じなら放置すればするほど状況は悪化します。健康を取り戻し維持して行くためのお金もかかります。

 

予備軍はまだではなく既に糖尿病

ご自身の糖尿病のステージを把握していますか?糖尿病は6段階に渡って進行します。私が本格的な糖尿病対策に乗り出すべく血糖値測定器を購入したのがステージ2の段階でした。ステージ1は前糖尿病段階で、糖尿病予備軍もしくは境界型と呼ばれます。

 

紛らわしいので誤解される方も少なくありませんが、ステージ1だから余裕があるのではありません。血糖値が正常ではないからこそ予備軍に分類されています。空腹時の血糖値が110mg/dl以上126mg/dl未満でステージ1に振り分けられてしまった以上は正常範囲ではありません。

 

ステージ1を「まだ糖尿病ではない」と思って油断している方も大勢いらっしゃいますが、「初期糖尿病段階に突入した」と考えて下さい。ただしステージ1なら、まだ引き返すことができます。私と同じように血糖値測定器を購入して血糖値のコントロールを行えば、特別なサプリメントなどを買い求める必要もなく普通の生活に戻ることができます。

 

ステージ2になると残念ながら糖尿病を発症し、引き返せないゾーンに足を踏み入れることになります。私もステージ1から2への移行は驚くほど早かったと記憶しています。

 

ステージ3で気づく患者さんが3割

幸いなことに私は健康診断を受けていたので、早い段階で糖尿病の可能性を指摘されていました。糖尿病の疑いがある段階から診断が確定されるまではあっと言う間でした。ステージ2の段階で担当医からステージ3に移行するのを防ぐため、本気でアクションを起こすよう助言されて血糖値測定器の購入を決心した経緯があります。

 

ステージ2なら、血糖値をマネジメントすることで合併症を予防することができます。現に今でも自宅で血糖値をチェックし、サプリを1種類だけ飲むだけの対策で合併症発症を回避できています。自己測定を行うようになってからは通院回数も激減しました。ただ、私はまだラッキーな方で、糖尿病患者さんの3割はステージ3で初めて自分の病気を知るそうです。

 

軽い合併症を併発しているとステージ3に振り分けられますが、恐ろしいことにこの段階でも自覚症状はほとんどありません。治療を受ける段階になってもまだ身体の悲鳴は聞こえにくいようです。本当に糖尿病は怖いのです。

 

合併症が治る確率は5割

太っている男性

 

ステージ4は糖尿病と中程度の合併症を併発している状況です。残念ながらこの段階で治療を始めても、治る確率は5割程度しかありません。早急に血糖値と血圧を下げる治療、合併症治療を並行して行わなければなりません。

 

重度の腎不全を発症してしまうステージ5まで進んでしまうと、併発した合併症を治すことはできません。糖尿病と同じように、合併症に関しても進行を遅らせる対策を目指します。それでも4年から5年経過するとステージ6まで病状が悪化し、血液透析が必要なファイナルステージへの突入は避けられません。

 

血液透析や腎移植が必要なステージ6

ステージ6が糖尿病での最後のステージです。合併症が末期段階まで進行してしまっているので、残された治療方法は血液透析や腎移植しかありません。私もステージ2で病状の深刻さを自覚することができなかったら、今ごろはどうなっていたのか分かりません。

 

担当医の言葉は感謝とともに今でもよく思い出します。「このまま何もアクション取らないと、どんどん糖尿病が進行して合併症を発症し、失明、足を切断することにもなりかねません」と。私が糖尿病の進行を止めるためにやっていることは、サプリを飲んで血糖値測定器で血糖値をチェックするだけです。

 

病院もたまに通院するだけでOKです。もし血液透析治療を受けることになると、初期段階でも週に2回から3回通院し、1回3時間から4時間もの間拘束されます。旅行先でも臨時透析を行う施設を探さなくてはなりません。

 

私のように働き盛りの年齢なら、本来自宅で一息つく夜間に3~4時間透析治療を行わなければなりません。透析食は水分まで制限される過酷なものです。ステージが進行してから頑張っても、時間と健康は取り戻せません。糖尿病のように静かに早く進行する病気は、とにかく早く自覚して行動を起こすことが大切です。