エイコン(ACON)の血糖値測定器を使って血糖値をコントロール
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自分で血糖値を管理すると精神的にも楽になる

のんびりするおじさん

 

私は血糖値測定器を買って自己測定する習慣をつけたことで、予想以上に大きな精神的メリットを得ることができました。「血糖値がやばい」と知りつつもも具体的なアクションを起こさずにいた私は、今振り返ると漠然とした不安を抱えていました。

 

「これぐらい大丈夫だろう」と言う楽観的な自分と、「糖尿病は自覚症状なく進行するサイレントキラー」と言う知らず知らずに内に記憶している知識の間で、漠然としながらもそれは大きく揺れ動いていました。「糖尿病大丈夫かな?進行していないかな?」とただ不安を抱き続けている当時とはちがい、今はやるべきことをやっている充実感を味わっています。

 

いい年齢なのに必要以上に食べていた昔の自分は、完全に満腹中枢が麻痺していたと思います。今は定食屋で大盛りのご飯と、山盛りのオカズを早食いしている中高年を見ると、かつての自分を思い出して複雑な気持ちになります。タイムマシンがあれば、味わってゆっくり食べれば控えめな量でも十分満足することができることを昔の自分に教えてあげたい気分です。

 

食べることで自分の肉体を破壊し、寿命を縮めることは本当に悲しく愚かなことだと思います。お酒も食べ物も無料ではありません。糖尿病と正面から向き合って血糖値測定器で自分で測定するようになったことは、お金を払って不健康を買っていたなと反省するきっかけになりました。

 

ストレスが糖尿病発症の引き金に

うつ病などの精神疾患だけではなく、糖尿病のような慢性疾患にもストレスが影響することは、あまり知られていないのではないでしょうか。病状を悪化させるだけではなく悪化の引き金にもなります。ストレスを感じると交感神経が刺激を受け、血糖値を上げるホルモンやアドレナリンを増やしてしまいます。心身が緊急事態に備えて全身で警戒している状態です。

 

ですが、ストレスを一切感じずに生きることはできません。緊張状態が続いている間は血糖値は下がりません。糖尿病体質を遺伝している場合発症の引き金になります。食生活に問題がなくてもストレスだけで2型糖尿病を発症するケースも珍しいことではありません。

 

血糖値測定器でストレスが見えるようになる

血糖値測定器で血糖値を測ることでストレスが目に見えるようになります。スケジュール帳と照らし合わせストレスの可視化に励むことも立派な糖尿病対策です。自分がどんな時に緊張しやすいのか、疲れやすいのか把握していれば意識してケアすることができます。

 

私も本格的に糖尿病対策に取り組むようになり、自己管理能力を高めることが血糖値のコントロールに結びついていると思うようになりました。例えば苦手な相手と食事をしなければならない時など、ストレスを感じて血糖値が普段より高くなる傾向があることが分かりました。その為、ストレスを感じそうな相手と食事に行く時はいつもより炭水化物の量を減らします。

 

血糖値測定器があると実践した対策の成果を当日確かめることができます。結果によってはミッションを変更すべきかどうかがはっきりします。すぐに分かるのは、血糖値をコントロールしようと言う気持ちのモチベーションになります。体重は血糖値のようにすぐに変動するものではありませんが、それでも体重計はダイエットに欠かせないナビアイテムです。血糖値測定器でもこれと同じです。

 

血糖値測定器で通院回数が減る

病院の受付

 

血糖値測定器を使い自分で測定するようになると、病院に行く回数が大きく減ります。通院のために費やす費用も時間も大幅に短縮できるようになります。大きな病院では特に忙しい時期にやっと予約を取れても、1時間以上平気で待たされます。診察のために待たされ、お会計で待たされ、調剤薬局で待たされ。。。

 

ストレスで血糖値が上がりやすくなるので、病院に頻繁に行かなくては済むことは大きなメリットです。この時間的メリットの他にも治療費の節約も見逃せないメリットです。糖尿病は一時的な疾患ではなく長期で取り組むなくてはなりません。コストダウンも意識するとしないとでは大きな差が生じます。1回当たりの診療費はそう高くなくても生涯通い続けることを考えると積み重なる金額は大金です。

 

合併症を予防する経済的メリット

早い段階で血糖値測定器を使って血糖値をコントロールすれば、何よりも体が大切ではあるのですが、金額にして考えてみると数百万円以上は治療費に費やさずに済みます。手遅れにならない段階で血糖値さえコントロールできれば、合併症も予防することができます。

 

例えば、糖尿病にかかっている人は普通の人の2倍も高い確率で高血圧になります。高血圧を併発すると医療費も倍額が必要になります。腎臓に障害が出ると一番お金がかかる人工透析治療も検討しなければなりません。人工透析を始めると医療費は20倍に膨れ上がります。毎月1万円だった医療費が単純計算で20万円になるので、家計を圧迫することは間違いありません。

 

糖尿病大国のアメリカで行われた調査でも、糖尿病患者が生涯で費やす医療費は一人830万円にも及ぶことが分かりました。このうちの半分以上は合併症によるものです。早い時期に病状が悪化して人工透析を始めれば、1,000万円以上を治療費として注ぎ込まなければなりません。ほぼ毎日通い、3~4時間も透析のために時間と肉体を拘束されることを考えると、合併症対策はとても後回しにはできません。